輸入牛肉について

輸入牛肉について

平成21年度の牛肉の生産量の統計によれば、国内生産が51.6万tなのに対し、輸入が67.9万tとなっており、国内の流通量の半分以上が輸入牛肉になっています(出典:農林水産省HP(http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/fbs/index.html))。
国内産よりも値段が半額以下であることが普及の最大の理由ですが、味と安全性においてはどうなのでしょうか。
輸入牛肉はアメリカ産とオーストラリア産がほとんどを占めています。アメリカ産は牛を穀物で育てていることから脂身の多い肉質となっており、オーストラリア産は牧草で育てていることから赤身の多い肉質となっていることが特徴です。なお、吉野家がアメリカ産牛肉にこだわったのは、脂身の多い肉でないと、吉野家の味が出せない、という理由でした(ただし和牛に比べれば赤身が多い)。
しかし、オーストラリアも日本市場の声を反映して穀物肥育牛肉の比率が高まりつつあります。オーストラリア産牛肉のなかで、穀物肥育牛肉の対日輸出は、2005年には穀物肥育牛肉の割合は48%と約半分にまで増えています。
日本市場が求めるおいしさに向けて品質を改良し、安全管理が徹底された結果、現在では輸入牛肉の内オーストラリア産が7割以上を占めており、外食でも幅広い業種でオーストラリア産牛肉が使用されています。
もともとはオーストラリア産よりアメリカ産牛肉の割合が優勢でしたが、BSE問題が発生したため、アメリカ産の牛肉は2003年から一時輸入停止となり、輸入が再開された後も大きくシェアを減らしています。ただし、BSE問題の後、アメリカ産の牛肉も対日輸出用には特別に厳しい品質管理がなされており、御存知の通り、吉野家でもアメリカ産牛肉の牛丼が再開されています。
まとめれば、現在では輸入牛肉の安全性は大きく改善されており、安心して食べることができるでしょう。しかも安いので実際に多くの人が購入し、料理に使用していることは言うまでもないでしょう。